供給制約時代の外食産業の持続的成長に向けて
株式会社ユニシアホールディングス
- 会場
- 名古屋国際センター 別棟ホール
登壇者
- 代表取締役 会長兼社長 貫 啓二氏
講演の内容
第351回経営セミナーは、2026年4月27日(月)名古屋国際センター別棟ホールにて、株式会社ユニシアホールディングス 代表取締役会長兼社長 貫啓二氏をお招きし、『供給制約時代の外食産業の持続的成長に向けて』と題してお話しいただきました。今年、串カツ田中ホールディングスから社名を変更したばかりの同社。1店舗からの創業、倒産寸前の危機、企業理念との出会い、そして上場とM&Aによる第二の成長曲線まで、これまでの経緯を包み隠さず語る姿に会場は終始引き込まれました。「こういう勉強会に参加せず、現場にずっと入り続けた。それが良かったのか悪かったのか、今でも分からない」と笑いながらの、等身大の言葉が刺さる講演です。同日、第36期総会も開催されました。
トヨタグループの物流会社に9年間勤めながら、休日に婚活パーティーを主催して月2〜3回の開催で30万円以上を稼いだ経験から「トヨタでの仕事は計算に計算を重ねる机上の空論。しかしイベント業は人の笑顔をお金に変える仕事」と感じ、独立を決意します。しかし独立後の10年は、本人が「暗黒の10年」と呼ぶほど苦しい時期でした。ビジョンも経営方針も描かぬまま、東京で人気の店を見て「東京に出店しよう」と勢いだけで動く行き当たりばったりの経営で、10年間で3店舗どまり。転機は2008年のリーマンショック。それまで5〜600万円かけて店を作っていたのが、300万円の手作りの店を大阪・野田の住宅街に家賃15万円で開いたところ、当初の目標月商400万円に対し年末には月商800万円超を売り上げる状況になりました。企業理念に出会ってからは「経営の軸が定まると、迷わなくなる」。「企業理念は従業員をコントロールする道具ではない。経営者自身の判断の軸だ」という言葉が印象的でした。95億円のM&Aでファミリーレストランチェーンを迎え、串かつという小さいマーケットの1位から、イタリアンという大きなフィールドへ。統合の第一歩に選んだのは「挨拶の徹底」でした。「誰でもできることができない会社は、難易度の高い仕事はできない」。
詳細はPDFでご覧いただけます NAGOMU press vol.132(2026年5月1日発行)