組織がより良くなる人材育成・チーム作り
株式会社絶好調
- 会場
- リファレンス名古屋栄貸会議室ナディアパーク
登壇者
- 取締役副社長 松村 康夫氏
講演の内容
第353回経営セミナーは、2026年6月15日(月)ナディアパーク会議室にて、株式会社絶好調 取締役副社長 松村康夫氏をお招きし、『組織がより良くなる人材育成・チーム作り』と題してお話しいただきました。絶好調は新宿・仙台を中心に国内25店舗を展開し、イタリア・ミラノにまで出店を果たしています。「眠い方は遠慮なく寝ましょう! 覚えてますよ」という冒頭の一言で場を和ませつつ、終始会場を引き込んだ約80分。S1サーバーグランプリ日本一の実績を持ち、居酒屋甲子園の幹事も務める松村氏が、社員85名・アルバイト400名を擁する組織をまとめてきた経験から、人材育成・リーダーシップ・チームのあり方を余すところなく語ってくださいました。
最も大切にしているのは「教えるのではなく問いを与えて気づかせる」という姿勢。スタッフから「お客様が寒がっているんですけど」と相談された時、すぐ「クーラーを上げよう」と答えを出すのではなく「どうしたらいいと思う?」と逆に問いかける。自分でやった方が早いと思っても、あえてその人に考える時間を与えることこそが人を育てることになる、と語ります。人の成長は「①知る ②理解する ③行動する ④できる ⑤教える」の5段階で起きる。ラーニングピラミッドでは聞いているだけでは5%しか定着せず、「教えられるようになることが本当のゴール」。風土づくりでは、自社で「お疲れ様でした」という言葉を禁止していることが紹介されました。「疲れた」という言葉が入っているから――代わりに「ありがとうございます!」を使う。江本勝氏の著書にあるコップの実験(「ありがとう」「無記名」「バカ野郎」と書いた3つのコップの水で、最も腐ったのは無記名だった)を引き、無関心こそが一番よくないと説きます。ナンバー2理論では「経営者の仕事は決断、幹部の仕事は経営者の決断を正解に導くこと」「もしその決断が正解じゃなかったとしたら、それは幹部の責任だ」。締めくくりは「最も伸びる人は素直な人。素直こそが最強。今年53歳の私が現場に出て、入ったばかりのアルバイトスタッフに間違いを指摘されて〝ごめんなさい〟と言えた。それが嬉しかった。ライバルは昨日の自分です」という言葉でした。
詳細はPDFでご覧いただけます NAGOMU press vol.134(2026年7月1日発行)