街づくり企業づくり
株式会社 キープ・ウィルダイニング
- 会場
- ウインクあいち 901室
登壇者
- 代表取締役 保志真人氏
講演の内容
第257回経営セミナーは、2016年11月17日(木)ウインクあいちにて、株式会社キープ・ウィルダイニング 代表取締役 保志真人氏をお招きし、『街づくり企業づくり』と題してお話しいただきました(第2部は懇親会パーティー・奥志摩中央店)。神奈川県の町田を中心に、従業員500名・30店舗の飲食店経営や飲食店プロデュース、コンサルティングを手がける保志氏は、現在「街創り企業」というミッションを持って経営を展開しています。保志流に言えば「ローカルブランディング」。湘南や京都のように名前を聞くだけで浮かぶ「エリアの色」が町田にはない――街に色をつけたい、という思いで動いていると語ります。
転機は、年商10億円規模になるブライダルの仕事が舞い込んだときでした。会社としてのブランド価値が上がるとわかっていても腑に落ちない。「なぜ、やりたくないのだろうか」と自問自答を続けるなかで気づいたのは、これまでの会社の成長は地元のお客様の応援があってのものなのに、なぜ地元ではなく知らない土地の人を喜ばせようとしているのか、ということ。社員と同じ場所で意義を感じながら働き、この街で生きる――そう意思が固まったきっかけは、皮肉にも「10億企業になれる案件」を断ったことだったといいます。「カフェ砂漠」と言われた町田に4軒のカフェをオープンさせ、町田相模原を略した〝マチサガ〟という言葉も浸透しつつあります。採用で重視するのは価値観が同じか否か。1週間現場で働いてもらい、最終日に全店舗を周って考え方を伝え、価値観の一致を感じられない人は採用しません。「誰と何をするのか?」を一番大事にしている、「誰にとってもいい会社を創る」――最後のこの言葉が印象的でした。
詳細はPDFでご覧いただけます NAGOMU press vol.46(2016年12月1日発行)