社員を巻き込む実践的ブランド術
株式会社DDR
- 会場
- 道南農林水産部栄店
登壇者
- 代表取締役社長 安藤 竜二氏
講演の内容
第286回経営セミナーは、2019年9月19日(木)道南農林水産部栄店にて、株式会社DDR 代表取締役社長 安藤竜二氏をお招きし、『社員を巻き込む実践的ブランド術』と題してお話しいただきました。18歳でロックスターを目指して上京するも挫折を味わって帰郷、22歳のときに岡崎の老舗木材会社・岡崎製材へ作業員として入社します。10年勤めるなかでブランド作りの方法と仕事の大切さを学び、2016年に元気創造集団DDRを創業。これまで400社以上の中小企業のブランディングに携わってきました。その中には「まる八丁味噌」「きりんラーメン」、そして「ほめちぎる教習所」として知られる三重県南部自動車学校などがあります。
創業670年を誇るまるや八丁味噌は、社長が一年に10回も海外へ行って味噌を売る場所を開拓し、リーマンショック後も増収増益。8年間でグラム単価を10%値上げし、普通の味噌の4倍ほどのグラム単価で売れ続けています。黄色いパッケージの「きりんラーメン」は、地元原料へのこだわりで採算が合わず10数年前に一度廃盤になりかけましたが、コスト高を素直に受け止めて250円で売ると決め、売れないのであれば250円で売れる場所を探せばいいと方向転換した結果、キオスクやサービスエリア、セントレアで売られるようになりました。新しい業態へのチャレンジは資金的に大変ですが、①今いる人材 ②今持っている設備 ③今持っている技術――既に保有しているこの3つを使って新しいブランドを作れないか、と安藤氏は問いかけます。アメリカ・マーケティング協会の定義よりも安藤氏の心に響いたのは「消費者との約束」という言葉。来店する側にとっては新人アルバイトもベテランも関係なく、〝約束〟を実感しに来ているのに期待値から外れたら約束は無くなってしまう。「繁盛店は約束が約束を呼んで、お客様はクチコミで増えていく」。安藤氏は12年前に白血病を患い、今も闘病生活を続けています。「元気の源は元気なお客様。社長が暗い顔をしていたら周りが暗くなる」という言葉で結ばれました。
詳細はPDFでご覧いただけます NAGOMU press vol.75(2019年10月1日発行)