第296回||2020年度

株式会社スリーウェルマネジメント

会場
TKP名古屋駅前カンファレンスセンター

登壇者

  • 代表取締役 三ツ井 創太郎氏

講演の内容

第296回経営セミナーは、2020年9月23日(水)TKP名古屋駅前カンファレンスセンターにて、株式会社スリーウェルマネジメント 代表取締役 三ツ井創太郎氏をお招きし、『アフターコロナでV字回復した飲食店のやっている事』と題してお話しいただきました。コロナによりセミナーの中止が余儀なくされるなか、今年度初の開講となった回で、会場とZOOMとのハイブリッド配信で行われました。三ツ井氏は東京の飲食店に生まれ育ち、大学時代は昼も夜も働いて学費を稼ぐ苦学生。卒業後は全国に60店舗以上を展開する企業に入社し、家業の倒産を経験したのちコンサルタントを志して2012年に船井総合研究所へ、2016年にスリーウェルマネジメントを創業しました。

8月の前年対比を大手で見ると、グローバルダイニング71%、サイゼリヤ71%、鳥貴族59%、幸楽苑72%、ワタミ36%。一方でマクドナルドは110%、モスバーガーは102%。厳しい中で健闘したのは丸亀製麺で、4月に55%まで落ち込んだものの8月には90%まで戻しました。CMでいち早く「店内換気をしています」というQSCを世間に流したことが要因だといいます。グルメサイトのシェアは、2〜3年前は食べログが多かったのに対し現在は67%まで落ち込み、逆にGoogleが13%から26%へ上昇中。三ツ井氏が重視するのは顧客データです。江戸時代、2〜3年ごとに大火事で店が焼失するなか、江戸商人はとにかく顧客台帳を集めていた――繰り返す経済危機という状態は今の飲食店に似ている、と2年前から取引先に顧客台帳の蓄積を勧めてきました。4月の緊急事態宣言で営業休止になった時点で、すぐお弁当販売のメールを3万件に配信し、6店舗1カ月で240万円の売上を記録した例も紹介されました。誌面にはDAM(デジタルアドレスマーケティング)戦略の流れ図と、CPO(1名獲得単価=(販促費用+割引費用)÷誘因客数)をミックスで考えるMIXCPOコントロール戦略の実数表が掲載されています。「生存戦略という時期は過ぎた。ここからは成長戦略だ」と締めくくられました。

詳細はPDFでご覧いただけます NAGOMU press vol.79(2020年10月1日発行)

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