第275回||2018年度

株式会社SBIC

会場
アサヒビール株式会社 東海統括支社 会議室

登壇者

  • 代表取締役 鬼頭 宏昌氏

講演の内容

第275回経営セミナーは、2018年9月27日(木)アサヒビール株式会社 東海統括支社 会議室にて、株式会社SBIC 代表取締役 鬼頭宏昌氏をお招きし、『多店舗展開 成功セミナー』と題してお話しいただきました。二回の起業ともに成功した鬼頭氏は「三度目、今何かあっても成功する自信がある。なぜなら自分は多店舗展開のプロだから」と言い切ります。22才の当時、父は八百屋を経営し、兄は居酒屋「旅籠屋」を経営していました。八百屋は鬼頭氏が継ぐ予定でしたが、本当にそれでいいのかと真剣に向き合ったときに出会ったのが「ランチェスター戦略」。田岡信夫氏の一連の著作に感銘を受け、考えあぐねた末に出した結論が外食産業でした。

「マーケット規模がでかい割に、大手企業が寡占しない」――これが外食を選んだ理由です。当時の外食産業は25兆円、80万の飲食店があり、マクドナルドとすかいらーく2社を合計しても7000店舗、シェアは1%にも満たない。業種に居酒屋を選んだのも、大手の寡占が緩いからでした。25才で年商2億円だった旅籠屋の経営を任され、年商20億円まで伸ばして2006年に売却します。「一時的に流行る店ではなく、10年、20年の時間軸の中で成長を遂げていく店を選び取ることが、経営の一番最初にやらなくてはいけない最重要の意思決定」。サイゼリヤの正垣泰彦氏が、消費量の伸びている食品トップ3がトマト・オリーブオイル・パスタだと知って次はイタリア料理が来ると見極めた話を、偉人並の着眼点だと評しました。2009年にSBICを設立し、現在はフードデリバリーのチェーンとして業界6位・108店舗。デリバリーを選んだ決め手は「データが残ること」で、過去の詳細な注文データから売上予測もチラシ配布枚数も緻密に計画できる点でした。「人間は、一人だと我が育つ。皆と一緒にいると愛が育つ」――対話を重ねることがチェーン展開を維持するコツだ、と講演を締められました。

詳細はPDFでご覧いただけます NAGOMU press vol.64(2018年10月1日発行)

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