第303回||2021年度

株式会社寿商店

会場
本丸ホール(世界の山ちゃん)

登壇者

  • 常務取締役 森 朝奈氏

講演の内容

第303回経営セミナーは、2021年6月24日(木)本丸ホール(世界の山ちゃん)にて、株式会社寿商店 常務取締役 森朝奈氏をお招きし、『Withコロナ時代に業績を上げる飲食店のSNS活用について』と題してお話しいただきました。寿商店は鮮魚卸事業を営む会社で、23年前に飲食業もスタートし、現在12店舗。「下の一色」という店名で魚とくじら料理の居酒屋を展開しています。SNSをフル活用してコロナ禍の中で売上を伸ばした事例として、その具体的な運用を伺いました。インスタ映えするメニューは一切なく、その日の朝に社長と2人で仕入れた、極力リーズナブルで他の店では食べられない珍しい魚を、シンプルな調理方法で出すお店です。

きっかけは、毎年販売しているおせちでした。職人が二日ほど徹夜で作るもので、チラシにはあくどいことは書けない。でも実際に職人が手間暇をかけている裏側の様子をどうしても伝えたくてFacebookに投稿したところ反応がよく、コミュニケーションをとったことがない方から注文があってSNSの凄さを実感し、そこから10年ほど続けているそうです。現在取り組んでいるのはInstagram・Facebook・Twitter・YouTube・ブログの5つ。Instagramではプロフィール画面が重要で、URLにはYouTube・ECサイト・自社HPを入れる。「いいね」の数より、プロフィール画面を見ている人の方が多いからです。ハイライト機能はテストマーケティングに使い、新作を考えている時に質問機能でお客様の反応を見る。YouTubeはコロナ禍になったタイミングでスタートし、週に2回・月に8本のペースで投稿。店舗とWEBの売上が同等ぐらいになったといいます。運用のコツは「SNS=リモート接客」。徹底的な「エゴサーチ」でお客様とのコミュニケーションを意識し、Instagram/Twitterで“#自店舗名”をすぐチェックする。写真のクオリティを重視し、投稿内容より投稿頻度、そして人の気配が感じられる宣伝色の弱い投稿を心がける。社内インフルエンサーを育てるため、デジタルに強い社員を店舗に必ずひとり置き、アルバイトの若い子が撮った写真をSNSにアップしてもらう――ひとつの業務として評価している、と語られました。

詳細はPDFでご覧いただけます NAGOMU press vol.85(2021年7月1日発行)

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