自分らしい判断をするために
株式会社出前館
- 会場
- ウインクあいち 1102
登壇者
- 代表取締役社長 藤井英雄氏
講演の内容
第322回経営セミナーは、2023年5月25日(木)ウインクあいちにて、株式会社出前館 代表取締役社長 藤井英雄氏をお招きし、『自分らしい判断をするために』と題してお話しいただきました。出前館のコーポレートミッションは「テクノロジーで時間価値を高める」、ビジョンは「地域の人々の幸せをつなぐライフインフラ」、バリューは「ホスピタリティ・チャレンジ・クリエイティビティ」。楽天やAmazonと違い、フードデリバリーは送料無料にならなくてもお客様が求めているのは「時間価値」――つまり時間を買うスタンスでサービスを使ってくださるパターンが多い、という説明から始まりました。
コスパは費用に対するパフォーマンスで年齢層は30代〜、代表的なeコマースはAmazon・Rakuten・ZOZO。対してタイパは時間に対するパフォーマンスで年齢層は10〜20代、代表例がDemaecanやUber Eats。Z世代は駅近のシンプルな家を好み、高級車や高級時計にお金をかけない一方、動画配信サービスには課金する――時間をすごく重要視する世代です。フードデリバリーで重要視する要素は年代で分かれ、10〜30代は割引・配達料金・商品価格といった価格面を重視、40〜50代は価格面に加えて「商品が確実に届く」「時間通りに届く」「商品に汚れや破損がない」が上位に来ます。示された時間より早く着くよりも〝時間通り〟が大切だと。日本のフードデリバリー市場は7000億〜8000億円で、海外では外食産業のおよそ10%を占めるのに対し、日本の外食20兆円弱に対してはまだ小さく、欧米・中国に2〜3年遅れている状況。2兆円規模になれば年間ユーザー数は2000万〜3000万人となり、日常化に近づくと見ています。2022年8月にリリースした配達員向け新アプリ(デリバリー3.0)では配送時間を10分短縮し、30分を継続的に下回る成果を出しました。最後は、茨城県境町でエアロネクスト社と連携して始まったドローンの定期運航の話で締めくくられています。
詳細はPDFでご覧いただけます NAGOMU press vol.103(2023年6月1日発行)