想い×原理原則=成功
フェニックスコーポレーション合同会社
- 会場
- ウインクあいち 1101
登壇者
- 代表社員 桑原 豊氏
講演の内容
第330回経営セミナーは、2024年3月25日(月)ウインクあいち1101にて、フェニックスコーポレーション合同会社 代表社員 桑原豊氏をお招きし、『想い×原理原則=成功』と題してお話しいただきました。桑原氏は東京の浅草生まれ、吉原の真ん中の揚屋町で育ちます。堅気の商売は実家の果物屋と三軒隣の幼馴染の家の天ぷら屋のみ、という環境でした。高校生の時に学校の側にできた一杯250円の珈琲専門店で働く人たちの明るさと雰囲気に魅力を感じ、こういう店がしたいというビジョンが見えはじめたのが出発点。給料半分・フル勤務という条件で雇ってもらい、開店7時から20時、終業後にマスターから1時間半の座学と実技のトレーニングを受ける日々を送りました。
「社会全体として十年に一度は何かしらの大きな事故が起こっている。十年に一度の事故を前提に経営を考えなければ、継続性のあるビジネスはできない」。桑原氏はこれまで、売上が2割下がっても黒字が出る体制にすることを提案してきました。誌面には「コロナ収束後の方向性」の対比表が掲載され、経営方針は真面目から継続性へ、経営戦略は規模/売上から客回転/利益率へ、人材は採用強化から省人化へ、立地戦略は繁華街・一等地から住宅地へ、プライシングは値下げから値上げへ、サービスは対面・おもてなしから非接触+CXへ、マーケティングは新規集客からリピーター育成へ、集客はグルメサイトからCRM/SNS/GMBへ――と、コロナ禍によって飲食店経営の常識が逆転していることが示されています。人材育成では「感・勘・観」の3つを挙げ、勘は失敗の経験のない人には育たないため、大きな失敗ではない程度の経験の中で30代までに身につけさせるといい、と。組織については、同じ会社・同じ業界という強い絆(Strong Ties)だけでなく、ゆるやかな絆(Weak Ties)を加えていく必要があると説かれました。そして「大変だけどなんとかできる」というフランス語の〝ブリコラージュ〟――明確な理念がある上で柔軟に変化し続けられる企業は、PDCAもありつつブリコラージュもできる、というのが結論です。
詳細はPDFでご覧いただけます NAGOMU press vol.111(2024年4月1日発行)