人手不足解消のカギは“働きがい”にあり
株式会社ファイブグループ
- 会場
- いけす酒場 ぴち天 名駅中店
登壇者
- 代表取締役社長 坂本 憲史氏
講演の内容
第325回経営セミナーは、2023年9月19日(火)いけす酒場 ぴち天 名駅中店にて、株式会社ファイブグループ 代表取締役社長 坂本憲史氏をお招きし、『人手不足解消のカギは〝働きがい〟にあり』と題してお話しいただきました。ファイブグループは「飲食は素晴らしいもの、そのなかで働きがいをどう作っていくか」をテーマにしている会社です。坂本氏はカフェとバーのチェーン店で5年ほど現場を経験し、30歳のときに吉祥寺の地下17坪の居酒屋で1号店を出店。その後「やりたいことだけじゃなく、やるべきことはどれか」と整理を重ね、現在は33業態140店舗、従業員・アルバイトを含めて2500人強を経営しています。
かつて30%だった離職率は、この5年で9.38%まで改善しました。採用を繰り返して人数を増やす方法を取ってきた坂本氏は、コロナ禍で人材が動かずリクルート費ばかりが出ていく状態を見て「採用よりも離職を止める方が効率がいいのでは」と気づき、〝辞めてもらわない仕組みを作り定着率を上げる方針〟へ舵を切り直します。離職が最も多いのは入社3カ月から1年の時期。そこを重点的にフォローしたことで、この期間の離職率が大きく下がりました。「働きやすさ」と「働きがい」は別物で、ストレスがかからず不満の少ない状態が働きやすさ、そこに〝やりがい〟が加わって初めて「働きがい」になる――という整理が示されています。退職理由を分析して衝撃だったのは「なんとなく」という答えが社員にもアルバイトにも多かったこと。そこから「目標を持つことの重要性」に行き着きました。お客様アンケートは、内容が厳しく現場が凹んでしまうため、テーマを【愛あるダメ出し】に変更。すると「この店をよくしたいから」というダメ出しが集まるようになったそうです。入社後は一週間単位でアンケートを取り、ファクトを共有する。「自走する組織をつくりたい!」という言葉が繰り返されました。
詳細はPDFでご覧いただけます NAGOMU press vol.106(2023年10月1日発行)