飲食ビジネスの商機はデータ活用にあり!
パラレルキャリアエバンジェリストDX軍師
- 会場
- サッポロビール会議室
登壇者
- 常盤木 龍治氏
講演の内容
第327回経営セミナーは、2023年11月16日(木)サッポロビール会議室にて、パラレルキャリアエバンジェリスト・DX軍師 常盤木龍治氏をお招きし、『飲食ビジネスの商機はデータ活用にあり!』と題してお話しいただきました。常盤木氏は37歳まで東京で世界シェア75%の業務システム会社の役員を務め、その後EBILABを立ち上げ。伊勢神宮のそばで150年以上続く「ゑびや」のDXを手がけ、ハウステンボスのアドバイザーやDX室長なども務めています。Microsoft Inspire 2019 でサティア・ナデラ氏から大トリで紹介され、アジアの企業が表彰されたのはEBILABが初めてという快挙も成し遂げました。
「生き残るためには、解決しやすい課題に逃げず、真なる課題を建てる必要がある。今のその仕事のやり方は本当に効率的なのか? 慣例化した仕組みや関係性にメスをいれられていますか? 嫌われることや組織の機能不全を恐れてメスをいれられなくなっていませんか?」。ゑびや食堂の一日は、朝9時出社、営業は11時から16時までの5時間。TOUCH POINT BIで昨日の来客数データをもとに今日の来客数と各メニューの売上を予測し、その日の動きと方針を社員で共有します。ライバル店では30分待つような3800円の定食が5分〜10分で出てくる。15時からはオンラインミーティング、空いている時間にお土産の梱包をして16時で終了、残業はありません。「残業が発生するのは経営者の管理能力の読み不足です」。TOUCH POINT BIは45日先までの来客予測機能を提供し、データを蓄積して3カ月後ぐらいから予測精度がグッと上がる。ウェザーニュースとも連携し、この予測機能のおかげで食材ロスが85%減ったといいます。四半期ごとに全アイテムの売上割合を出し、1%を割るものを削る。そして「余裕を生み出すことが経営です」。EBILABを作ったのは、南海トラフ地震が起きた時に従業員の食い扶持を稼ぐため――収入が3カ月から6カ月〝0〟になる時に、借り入れなしで生き残れる会社を作ったのだ、と語られました。
詳細はPDFでご覧いただけます NAGOMU press vol.108(2023年12月1日発行)