第341回||2025年度

ロイヤルホールディングス株式会社

会場
メルパルク名古屋
参加者
122名

登壇者

  • 代表取締役会長 菊地 唯夫氏

講演の内容

ナゴム35周年記念講演は、2025年4月23日(水)メルパルク名古屋にて、ロイヤルホールディングス株式会社 代表取締役会長 菊地唯夫氏をお招きし、『供給制約時代の外食産業の持続的成長に向けて』と題してお話しいただきました。ロイヤルグループは外食事業のほか、空港・高速道路・百貨店・大規模施設・官公庁・スポーツ/エンタメなど施設内の飲食を担うコントラクト事業が468店舗、ホテル事業はリッチモンドホテルを43棟、食品事業を含めた全体の売上は約1500億円。2010年に社長へ就任した際、1997年まで遡って業績推移をグラフにしたところ、3〜4年周期で増収減益と減収増益を繰り返していることに強烈な違和感を持った――そこから10年ビジョンを策定し、2011年の売上1075億円・経常利益20億円から、10年後に売上1500億円・経常利益75億円という設定をほぼ予定通り達成するまでの道のりを伺いました。

外食産業は約30兆円の巨大な産業ですが、人口減の時代には「需要サイドの変化」と「供給サイドの制約」の2つがポイントになります。ロイヤルホストが24時間営業をやめたのは、量ではなく「質の成長」を図っていくためでした。オックスフォード大学の教授が「人工知能やロボットが進化すると日本人の49%の仕事はなくなる」と発表しましたが、労働は「頭脳労働」→AI、「肉体労働」→ロボット、「感情労働」→人間の3つに分類される。感情労働は重要な労働になっていくと考えています。そして「value」と「worth」――valueは比較対象があり、どこより安い・量が多いという価値。worthは比較対象がなく、より本質的なもの。「選ぶ側から選ばれる側へ」。経済価値と社会価値のトレードオンをしていくことこそが大事になっていく時代であり、選ばれるからこそ供給制約を解消して、さらなるチャレンジのサイクルを回していくことがこれからの外食産業の持続的成長につながる、と力強いエールをいただきました。同日、第35期総会も開催され、34期の活動内容報告・決算報告に続き、35期の活動計画・予算計画、役員&理事の紹介が承認されました。

詳細はPDFでご覧いただけます NAGOMU press vol.122(2025年5月1日発行)

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